皆さんこんにちは。
愛知県名古屋市を拠点に内装工事を手掛けております有限会社コーシンです。
店舗の開業や改装を検討する際に、「カウンターの高さはどれくらいが最適なのか」「業種によってベストな寸法は違うのか」など、疑問や不安を抱えている人もいるでしょう。
カウンターは単なる飲食の場ではなく、それぞれの高さや奥行きの設計によって、お客様の居心地の良さやスタッフの作業効率が大きく変わります。
そこで今回は、カウンターの寸法にお悩みの方に向けて、標準的なカウンターの高さの種類から、カフェやバーといった業種別に最適な寸法、失敗しないための設計のポイントまでを分かりやすく解説します。
これから店舗を開業される方や、内装リフォームでより魅力的なお店づくりを目指すオーナー様にも役立つ内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
■標準的なカウンターの高さ

店舗に設置するカウンターの高さには、大きく分けて3つの標準的な種類があります。高さによって、お客様の居心地や店舗全体の空間の印象、スタッフとの目線の位置が大きく変わります。どのような雰囲気のお店にしたいのか、コンセプトに合わせて選択することが重要です。
・ローカウンター(90cm)
ローカウンターは、床から天板までの高さが70cmから90cm前後のタイプです。一般的なダイニングテーブルに近い寸法のため、お客様が足をしっかりと床につけて座ることができます。長時間の滞在でも疲れにくく、リラックスして食事を楽しめるのが大きなメリット(利点)です。
和食店など、ゆっくりと料理を味わっていただく店舗に最適なサイズです。ただし、厨房で立つスタッフとは目線が合いにくくなるため、キッチン側の床を下げるなどの調整が必要になる場合があります。
・ミドルカウンター(100cm)
ミドルカウンターは、高さが95cmから100cm前後のタイプです。日本人の平均的な身長の場合、椅子に座ったお客様と、厨房で立つスタッフの視線がちょうど同じくらいになります。これにより、自然な距離感でコミュニケーションを取りやすくなるのが特徴です。
カフェやオープンキッチンを取り入れた飲食店などでよく導入されます。お客様に快適な居心地を提供しつつ、スタッフにとっても料理の提供や作業がしやすい、バランスの取れた標準的な高さです。
・ハイカウンター(110cm)
ハイカウンターは、高さが105cmから110cm前後の高めに設定されたタイプです。座面の高い椅子を合わせるか、立ち飲みスタイルで利用されます。
空間をスタイリッシュに演出する効果があり、バーなどに適しています。立ったり座ったりする動作がスムーズに行えるため、お客様の回転率を上げたいお店や、短い滞在時間を想定した店舗に向いています。足元が浮きやすいため、長時間の滞在にはあまり向いていない点には配慮が必要です。
■業種別の最適な高さ

店舗の業種や提供するサービスによって、求められる顧客の滞在時間や接客のスタイルは異なります。ここでは、それぞれの業種のコンセプトや用途に合わせた、理想的な寸法の目安について解説します。
・カフェカウンターの高さ
カフェの場合、読書やパソコン作業など、お客様が長時間にわたってリラックスできる環境づくりが重視されます。そのため、高さは90cmから100cm程度のミドルタイプの寸法が一般的です。
このサイズであれば、コーヒーなどの注文を受ける際のスタッフとのコミュニケーションも自然に行えます。さらに、奥行きに余裕を持たせることで、ノートパソコンを広げても圧迫感がなくなり、一人あたりのスペースを快適に確保できます。
内装デザインに合わせて天然の木材や木目調のメラミン化粧板などを天板の材質に採用すると、おしゃれで温かみのある雰囲気を演出できます。
・バーカウンターの高さ
バーでは、お酒を作るスタッフ(バーテンダー)の作業効率と、お客様から見た美しさが求められます。そのため、高さは105cmから110cm前後のハイカウンターが採用されるケースが人気です。
高い視線は空間全体を大人っぽく高級感のある印象に引き上げます。座面の高いチェアを用意することで、スタッフとお客様の目線が合いやすくなり、接客の距離感も良好になります。また、無垢材などの風合い豊かな素材を天板に導入することで、より上質なイメージを実現できます。
・立ち飲みカウンターの高さ
立ち飲みを想定したお店では、椅子を設置しないため、お客様が立ったまま快適に飲食できる高さの設計が必要です。日本人の平均的な身長を考慮すると、高さは100cmから105cm前後が理想的とされています。
この高さであれば、グラスを持ったり食事をしたりする姿勢に無理が生じません。立ち飲み形式は滞在時間が短くなる傾向があり、回転率を上げて売上を確保したい業種に向いています。レイアウトを工夫し、複数のお客様が自由に動ける動線を確保することで、より活気のあるお店づくりが可能です。
■快適な奥行きの決め方

カウンターの設計では、高さだけでなく天板の奥行きも居心地を左右する重要な要素です。提供するメニューの品数やサイズ、利用シーンに合わせた最適な寸法を確保することが、顧客満足度を上げるポイントとなります。
・飲食店の奥行き
しっかりとした食事を提供する飲食店では、天板の奥行きは45cmから60cm前後が標準的なサイズとなります。例えば、お盆に乗せた定食(メインのおかず、ご飯、お味噌汁など)や、複数のお皿が並ぶコース料理を提供するようなお店では、食器を置くための広いスペースが必要です。
奥行きが狭すぎると、グラスを倒してしまう危険性や、お客様に窮屈な印象(圧迫感)を与えてしまいます。逆に60cm程度の十分な余裕を確保すれば、ゆったりと食事を楽しめる理想的な環境を実現でき、客単価の高い店舗にも適したレイアウトになります。
・バーの奥行き
一方で、お酒のグラスと小さなおつまみの提供が中心となるバーでは、天板の奥行きは35cmから45cm前後がベストな寸法とされています。食事メインの店舗に比べて広いスペースを必要としないため、少し浅めの奥行きを採用するのが一般的です。
奥行きを浅く設計することで、カウンター越しのスタッフとお客様との物理的な距離が自然と近くなります。
これにより、お酒を作りながらの会話など、コミュニケーションが生まれやすい雰囲気づくりに大きな効果を発揮します。また、店舗全体の面積が限られている物件でも、空間を有効に活用できるというメリットがあります。
■失敗しない寸法の決め方

店舗のカウンター設計で失敗を防ぐためには、天板の高さだけでなく、合わせるチェア(椅子)とのバランスを考慮することが非常に重要です。座面から天板までの距離のことを差尺(さじゃく)と呼びますが、この寸法は25cmから30cm前後に調整するのが最も快適とされています。
例えば、天板の高さに対して椅子の座面が高すぎると、カウンターの下に足が入りきらず膝がぶつかってしまいます。逆に座面が低すぎると、テーブルに顎が近づきすぎて食事がしづらい不自然な姿勢になってしまいます。
また、カウンター周辺の動線(人が移動する経路)の確保も忘れてはいけません。お客様が座っている後ろの通路は、スタッフが料理を運んだり、他のお客様がトイレに立つ際にスムーズにすれ違える幅が必要です。一般的には、人が一人通るのに最低でも60cm、すれ違うためには90cmから120cmの余裕が目安となります。
さらに、厨房側の床を高くする防水工事や、配線を通すためのスペースなども最終的な高さに影響を与えます。見た目のデザインや家具カタログの寸法だけで選択せず、実際の作業や利用者であるお客様の動きを想定し、トータルでレイアウトを検討することが、居心地の良いお店づくりに繋がります。
■まとめ

店舗のカウンターは、単なる食事や作業のスペースではなく、お店のコンセプトや居心地の良さを決定づける重要な要素です。ロー、ミドル、ハイといった高さの違いや、提供するメニューに応じた最適な奥行きの設計が、顧客満足度やスタッフの作業効率に直結します。
また、天板の寸法だけでなく、合わせるチェアとのバランス(差尺)や、背後の通路の動線など、空間全体のレイアウトを総合的に考慮することが、失敗しないお店づくりの秘訣です。業種やターゲット層に合わせた理想的なカウンターを設計し、お客様が「また来たい」と思える魅力的な店舗空間を実現しましょう。
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有限会社コーシンは、愛知県名古屋市を拠点に愛知・岐阜・三重の東海3県で内装工事全般を手掛けている会社です。店舗やオフィス、商業施設から個人宅まで多岐にわたる物件の施工実績があり、それぞれの用途やコンセプトに合わせた理想の空間づくりをご提供しています。
代表の30年以上の業界経験と、内装に特化したベテランスタッフたちの高い技術力を活かし、クロスやフローリングの張り替えといった細かな工事から、軽量鉄骨下地工事(LGS)や各種ボード貼り工事まで幅広い対応力が特長です。店舗のカウンター設計などにおいても、お客様の要望にしっかり耳を傾け、動線や使い勝手、デザイン性を両立させたプランを丁寧にご提案します。
「誠心誠意」をモットーにした丁寧な対応と、仕上がりの綺麗さ、迅速な施工スピードには自信があり、多くのお客様から選ばれ高い信頼をいただいております。
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